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5月20日「縄文ワークVol.1」〜火の神は舞い降りるか〜

この日は午後から井戸尻考古館へ。

日頃ウージが大変お世話になっている井戸尻考古館学芸員、小松隆史さんが講師。

今回、小松さんから与えられたミッションは、火を起こし竪穴式住居の炉に火を入れ、土器で甘酒を温め、手作りの竹コップで頂くというもの。

さて、みんな甘酒までたどり着けるのでしょうか。f:id:yatsugatakemaaruigakkou:20160612221714j:plain始めに小松さんが、縄文人はどんな暮らしをしていたのか興味深いお話しをしてくれ、子どもたちからも次々質問が飛び交いました。

そしていよいよ火起こし。

まずは、火起こしでいちばん大切なことは何かが、みなに伝えられました。

それは、みんなの心が一つになること。

「心が一つにならないと、縄文の火の神様は降りて来てくれない…。」

「みんなで協力して心が一つになったとき、火の神様が降りて来ます。」

でも、ちょっと子どもたちは半信半疑の様子。

f:id:yatsugatakemaaruigakkou:20160612221745j:plainまず小松さんが、火きり臼と火きり棒の使い方を説明してくれました。

f:id:yatsugatakemaaruigakkou:20160612221752j:plainそして子どもたちにバトンタッチ。

順番にみんなで協力し合って火起こしをしていきます。

f:id:yatsugatakemaaruigakkou:20160612221759j:plain次の人は回転が止まらないように、上で準備をしています。

f:id:yatsugatakemaaruigakkou:20160612221958j:plain30分くらい子どもたちだけで頑張りましたが、なかなか火種が出て来ません。

大人も一緒に協力して…という子どもたちの要望でスタッフも参加。

ここからはスピードアップ。シンゴも気合いが入ります!

f:id:yatsugatakemaaruigakkou:20160612221917j:plain続いてウージ。煙が上がり始めました!

みんな汗だくです。

f:id:yatsugatakemaaruigakkou:20160612222053j:plainようやく火種が出ました! みんな興奮しています!

f:id:yatsugatakemaaruigakkou:20160612222101j:plain10歳男子が代表で、麻の繊維の中に入れた火種をグルグルと回します。

徐々に白い煙が上がり始めます。

f:id:yatsugatakemaaruigakkou:20160612222109j:plain煙がピークに達した瞬間、大きな火の塊が現れました!

おぉ〜!と歓声の声が上がります。

f:id:yatsugatakemaaruigakkou:20160612222150j:plain炉の枝に着火!

f:id:yatsugatakemaaruigakkou:20160612222311j:plain火吹きで、火を大きくしていきます。

f:id:yatsugatakemaaruigakkou:20160612222129j:plain子どもたちも火が消えないように必死で吹きます!

f:id:yatsugatakemaaruigakkou:20160612222207j:plain突然、火起こしが成功して気が緩んだせいか、二人の子どもが言い争うケンカが勃発。

それと同時に、なぜか炉の火が小さくなっていきます!

消えないように必死に火吹き竹を吹きますが、白い煙だけに…。

すると10歳男子が「ケンカしたら降りて来た火の神様が帰ってしまうだろう!」

「みんなの心が一つじゃないとダメなんだよ!」

熱く訴えながら二人の仲裁に入りました。

しかし、火は復活することなく消えていきます…。

みんなで1時間以上も頑張って着けた火が…。

「ほら!火の神様が帰っちゃったじゃないか!」

「みんなで協力して火がついたのに!」

「智・仁・武・勇 ※ だろう!忍者でも教わっただろう!」( ※ 忍者修行で教わった智慧と技と勇気を持って協力する忍者の極意)

 10歳男子の熱弁は青春ドラマの一場面を見ているようでした。

小松さんも、いや〜ここまで火がついて消えてしまうことは初めてです…と首を傾げていました。

もう一度最初から火を着けようと頑張りましたが、途中で断念。

まだまだみんなの心が一つになっていないのか、再び火の神様が舞い降りることはありませんでした。

意気消沈した子どもたちの心には、それぞれの縄文の火の神様の姿が焼き付いたことでしょう。

時間もなくなり次回リベンジということで、第一回の火起こしは幕を閉じました。

楽しみにしていた甘酒も飲めず、次回までおあずけです…(涙)