この日は古代土笛の制作と演奏活動を行っている、スタッフうーじによる土笛作り。
まずは、そもそも “笛” とは何なのか?
その音の出る原理の話しから始まりました。
土笛の構造を絵に書いて説明。
土笛を吹くと外と中に息が分かれ、中に入った息に “カルマン渦” という現象が起き、その震動で音が出るということ。
では、粘土でどのような形にすると音が出るのか?
お団子にした粘土がみるみるうちに笛になっていきます。
そして吹いてみると、ピーッという音が!
みんな驚きです!
早速粘土が配られ、土笛作りの開始。
どのような形にするか、色々と考えながら粘土をこねています。
みな集中しながら、もの静かに土笛制作に取組んでいます!
完成した自分の作品に名前を掘ります。
個性溢れる土笛たちが出来ました!
このあと2週間ほど乾燥させ、次は野焼きです。
〜2週間後〜
野焼きの日。
廻りから少しずつ小枝に火を着け、徐々に温度を上げていきます。
ここで一気に温度を上げてしまうと笛は割れてしまいます。
十分に温度が上がったら、太めの薪で温度を一気に上げて焼きしめていきます。
火入れしてから約4時間。
ひとつも割れることなく綺麗に焼き上がりました!
自分で作った土笛を探し、音が出るか試してみます!
直ぐにピーッという音が出ました!
どれも世界にひとつしかない、形も模様も個性豊かな土笛たちの誕生です。