10月29日の「風の庭」は、11名の子供たちが参加してくれました。
この日は3歳と6歳の新しい友達が2人と、ゲストスタッフにマリも参加。
マリとは前日から、ちょっと新たな試みをしてみようと相談していました。
みんなで可愛がっている鶏たち。鶏を抱っこするのも慣れてきました!
更に続く穴掘り…、どこまで掘るのか!
久しぶりの、松ぼっくり玉入れ。
始めは悪戦苦闘していましたが、徐々に感覚が磨かれていきます。
ポップコーン用のトウモロコシ。
キャンピングカーの上でミカンを食べる子供たち。
午後、子供たちの様子を見て「この黒板でテントの中で何かするよ〜」と声がけ。
マリとは前日、子供たちが持っている知識や興味を、子供たち同士もっとシェア出来る時間があっても良いよね…と話していました。
そして今回、この黒板を使ってその試み。
マリとは、最初はコンセプトが難しいから、取りあえず好きな「漢字」をひと文字ずつ書いてもらって、そこから単語を展開するのも面白いよね…とか話していました。
集まった子供たちにシェアリング学習の事をつたえ、いいざ初めて見ると。
12歳の男子がいきなり、太陽系ってどうなっているか知っている?と…。
そして黒板に描き始めました。
まず、太陽があって…。 何それ…と他の子供たちも興味津々。
8つの惑星を描き終えたところで、マリがすかさず、じゃ〜地球には何があるかな?
人間、動物、植物、水…と書き込んで行きます。
他の子供たちも、石、空気…と考え始めます。
次々に漢字で書き込む12歳男子は、当初私たちが目論んだ漢字のシェアを遥かに超えた学びの世界を展開してくれました。
そして、先日学校に来た写真辞典の中に「宇宙」というのを見つけ調べ始めます。
黒板の絵から、更にビジュアル化された太陽系に、小さな子たちは目が釘付けです。
この辞典は少し古い物で、9個目の惑星に冥王星が入っていました。
マリが、何年か前に冥王星が惑星から外されたけど、どうして?と聞くと。
12歳男子はその3つの理由を正確に説明してくれました。
これは小学6年生の知識を遥かに超えたレベルです!
さらに彼は辞典を読み込み、新たに得た知識をメモしていました。
これまで衣食住の学びとして、糸紡ぎ、染め、畑仕事、火を焚いての調理や大工仕事。
身体能力を高める外遊び、感性を磨く絵や作品作り等々を自由に展開して来ました。
この新たな流れとしての「シェアリング学習」。
国語、数学、英語、理科、社会など、あらゆる角度からの可能性を、今後も積極的に取り入れてみたいと思っています。
もちろん、参加するか否かは子供たちの自由です。
そして翌日、30日は7名の子供たちが参加してくれました。
29、30日と初めて参加してくれた6歳の男の子。石笛を吹いてみたいといって手にとり、直に吹き方のコツを掴んだ様子。ホーと音が鳴り出しました!
それをみて、4歳の男の子もチャレンジ!
焚火の炭で絵が描けないかなぁ〜と8歳の女の子。
早速、炭を水で溶き黒墨を作りました。
木の先を削った棒に墨を付け、絵を描きます。それをじっとみつめる4歳の男の子。
素敵な水墨画が現れて来ました!
真似て炭を作り、絵を描いています。
ワラで描いた絵の上から、今度は葉っぱを使って墨を塗っています。
次から次へといろんな手法を思いつきます!
お昼のお味噌汁の準備です。
野菜切りが大好きな4歳の女の子。
お野菜たっぷりのお味噌汁。
最近はまっている糸紡ぎ。かなり上手くなってきています。
10歳の女子は、2回目の糸紡ぎだそうです。
1回目のときは、なかなか糸が紡げなかったと言っていましたが、今日はコツをつかみスルスルと糸を紡いでいます。
8歳女の子。最近始めた編み物ですが、かなり上達しています!
絵の具を混ぜて、色を作り…自由に表現しています。
最後は描いた色の上にセロハンテープを張りその部分の色を剥がしています。
固定観念のない幼い子どもたちの絵は、いつみても芸術度が高い!