3月、4月、5月と3回行われた「忍者修行」のワーク。
忍者の末裔でもあり武道、武術の達人でもある伊与久さん直伝のこのワークは子供たちにも大人気のワークとなりました。
日頃自由奔放な子供たちも、この忍者修行の日は緊張している様を感じます。
まずは道場に入るとき、靴はきちんと揃えること!
理由は…、もし中に入ってだれか悪者がいて外に逃げる時、靴が揃っていれば直に履けるだろう!と言うこと。
この理は子供たちも納得!
道場の部屋に入る際も、まずは一礼。
そして奉られている神棚にご挨拶をするところから始まります。
印を組んで真言を唱え、駒ヶ岳に向かい忍者の神様「摩利支天様」にもご挨拶。
この日は忍者修行において、とても大切な事を伝授してもらいました。
よく、おまじないの言葉で「ちちんぷいぷい」とう言葉がありますが、その意味わかりますか?
この「ちちんぷいぷい」は元々、智・仁・武・勇(ち・じん・ぶ・ゆう)という言葉からきています!
これは忍者にとって、とても大切な言葉なのです。
智仁武勇の「智」は、智慧の智で、物の道理を知り正しい判断を下す能力。
「仁」は、みんなと力を合わせ、他に対するいたわりの心を持つこと。
「武」は、武術や技を習得すること。
「勇」は、それをやりとげる勇気。
れれが本来の魔法の言葉「ちちんぷいぷい」。
これを学ぶために大きい子と小さい子がペアになり、修行が始まりました。
道場に匠に作られた修行のコース。
ゲーム感覚の体験が始まります。
どう渡ればいいのか…。
「智」を使って工夫していきます。
上の子が小さい子をサポートして進んでいます。
正に「仁」の心得。
そして「技」と「勇気」を持って進みます!
座布団を使い最後のゴールの場所まで辿りつけるか!
ゴールでは鬼のような侍が待ち受けていました!
手裏剣を投げ、命中!
最後は忍者、伊与久先生との真剣勝負!スキあり!!
緊張の中にも、笑いあり本気ありの修行では、みな無事ゴールにたどり着けました。
手裏剣や仕込み刀、まきびしなど忍者が使っていた道具を触らせてくれました。
これは棒手裏剣の投げ方の伝授。
ハシを使い、みんな投げ方のコツを掴みました!
そして野外では手裏剣の本格指導!
鉄で出来た本物と同じ重さの手裏剣。
みんな気合いが入ります!
この日は着くなり早々、2階の人に気付かれないよう足音をたてずに階段を登る修行。
どうすれば足音が出ないか、みな真剣です。
正座からジャンプし、サッとたちあがる技。
何よりも、中心軸が大事。
中心軸がしっかりしていれば、しなやかな動きのなかにも不動の力があります。
護身術の伝授。
いきなり腕をつかまれたとき、どうすれば交わせるか。
受け身の練習。
いかなる時も頭を保護する動きを習得。
刀の所作。
この日は、真剣と同じ重さの模擬刀で指導。
日頃、映像やゲームの中でもよく見る「刀」ですが、本物の重さを手にした中学生や小学の上級生たちは「うわ〜!これヤバイでしょう!!」と目を丸くしていました。
バーチャルな世界から、本物を体感する貴重なワークです。
小さな子は刀を持ち上げるだけでも一苦労。
頭にミカンを乗せ身体の中心軸を整えます。
一本橋を渡ります。
斜面の駆け上がり。
そして降りる。
身体感覚の訓練です。
最後は忍者の作法で挨拶。
みんなで気持ちを揃え、ありがとうございました!
この「忍者修行」では、人の話しを静に聞く…言われたことを守る…と言った、まあるい学校の子供たちにとって、最も苦手なことの修行にもなっています。
しかしこの「忍者修行」は、子供たちからの熱い要望でまだまだ続きます。